MySQL Workbenchで1000件以上の行を操作する
GUIで設定する手順
MySQL Workbenchのメニューから最初にEditを選択して、プルダウンで表示されるメニューからPreference→SQL Queriesのように辿って選択して下さい。
- [Edit]
- [Preference]
- [SQL Queries]
- [Query Result]
- [Limit Rows]
件数を指定する場合は「Limit Rows Count」に数値を入力する
以上の設定で1000件以上の行操作が可能になりますが、GUIで設定すると恒久的に1000件以上の処理ができてしまうので、安全にMySQLを運用したい場合はあまりオススメしません。
後者のコマンドで設定する方法のほうが、手軽に設定できて、大量データを扱うときだけ都度対応できるので安全に運用できると思います。
(古くからMySQLを利用している人は後者を使う人が多いと思います)
SQLのコマンドで設定する手順
- 以下のコマンドで1000件以上の行操作を可能にします
(※注意:安全に操作するためのオプションの無効化です)
SET SQL_SAFE_UPDATES=0;
こちらもSQLクライアント(MySQL WorkbenchのSQLウインドウ)を終了するまで1000件以上の操作が可能になるので注意が必要ですが、
クライアントを閉じてから再開すると、1000件のリミットが再び有効になるので、不用意な操作を防ぐことができます。
- 以下のコマンドで設定値を1にすれば元の設定に戻ります
SET SQL_SAFE_UPDATES=1;
SQLクライアントを開いたまま、明示的に1000件以上の更新や削除を保護したい場合は、上のコマンドを利用して下さい。
1度のSQLで10000件以上の行を削除したり更新できないように保護する設定に戻ります。
MySQL workbenchで1000件以上の操作を有効化する手順をGoogle検索すると、前者の手順ばかり検索結果に表示されたので備忘録として手順を記事にしました。
お役に立てれば幸いです。